急速に進化を続けるChatGPTは、2023年9月時点で、すでにFortune 500企業の80%以上で活用されており、もはやビジネスパーソンの必須ツールとなった、と言っても過言ではありません。しかし、ChatGPTには「ChatGPT-4 Turbo」や「ChatGPT-4o」など、APIで利用するものも含めればかなりの数のモデルがあります。生成AIの活用支援をしている弊社でも、どのモデルを使えばいいかわからないというクライアントの声をよく聞きます。そこで、本記事では、ChatGPTの歴代の全モデルを詳しく解説しました。それぞれの特徴や使い分けのポイントを、わかりやすくご紹介し、自分に合ったモデルが必ず見つかるようになっています。AIを仕事に取り入れて活用していきたい方は必見の内容となっています。
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ChatGPTのモデル一覧
ChatGPTは、2023年はじめに注目され始め、それ以来急速に進化を遂げ、現在では複数のモデルが存在しています。これらのモデルは、ChatGPTのサブスクサービス上で直接使用できるものと、APIを通じて利用できるものに分けられます。それぞれのモデルには特徴があり、用途に応じて選択することが重要です。ここでは、それぞれのモデルを解説していきます。
各モデルの説明
1.Legacy ChatGPT-3.5
Legacy ChatGPT-3.5は、ChatGPTの初期バージョンの一つで、GPT-3.5モデルを基にしています。後続のバージョンに比べて性能が劣っており、特に大量のテキストを生成する際に遅くなることがあります。また、より新しいバージョンに比べて正確性や文脈理解が劣るため、複雑なタスクには不向きです。このモデルは、2023年5月10日に非推奨とされ、以降は使用されなくなりました。Legacy ChatGPT-3.5は、無料版のChatGPTで使用されていましたが、現在はより進化したGPT-miniモデルに置き換えられています。
ChatGPT-3.5 Default
2023年にリリースされたこのバージョンは、Legacyモデルよりも精度が向上しています。無料版のChatGPTで利用可能で、日常的な質問への回答や創造的なコンテンツの生成に適していました。しかし、現在はLegacy ChatGPT-3.5と同様に、より進化したGPT-miniモデルに置き換えられています。
ChatGPT-4
2023年3月にChatGPT Plusのサブスクリプションで導入されたこのモデルは、GPT-3.5の完全上位互換という立ち位置で、高度な文脈理解能力を持ち、テキストだけでなく画像も処理できるマルチモーダル機能に初めて対応しました。長文処理能力も向上し、より複雑なタスクに対応できます。現在は無料版で無制限に利用することができます。
GPT-4 Turbo
GPT-4の高速版で、最大128,000トークンのテキスト読み込みができ、長い文書や複雑な会話をより効率的に処理できます。ChatGPTのサービス上では利用できず、APIでのみ利用可能です。
ChatGPT-4o
ChatGPT-4oは、最新(2024年8月現在)の大規模言語モデルであり、GPT-4の後継として登場しました。現状一番性能の高いモデルとなっています。このモデルは、マルチモーダル機能が強化されており、テキスト、音声、画像、ビデオを統合的に処理することができます。仕事の場面で言うと、特に画像認識機能が向上が大きいです。雑なメモ書きをきちんと文字認識してデジタル化してくれるため、OCR系のAIと比べても臨機応変で使いやすいのが特徴です。
また、生成速度も向上しており、GPT-4よりも速い速度で動作します。
そして、従来のモデルに比べて非英語圏の言語でも優れた性能を発揮し、より速く、かつAPIで利用する際は50%安価に利用できます。
ChatGPT-4o mini
2024年7月にリリースされたChatGPT-4oの軽量版です。高速な処理速度とコスト効率の良さが特徴で、特にリアルタイムでの対話やテキスト生成に適しています。精度の面では4oに劣るものの、それ以外のモデルの中では1番の出力制度を持っています。ただし、ファイルの入出力ができないという点は十分に注意しておくべき点です。例えばPDFの読み込みや、エクセルファイル形式での出力など、4oでできることができないという欠点があります。ですので、あまり精度や上位の機能が必要なく、スピード重視でタスクをこなして欲しい際におすすめです。
API使用時の料金比較
2024年8月現在のそれぞれのAPI料金は以下のようになっています。開発者の方はもちろんこと、ChatGPT公式(サブスク型)のユーザーもそれぞれのモデルの本来のAPI料金を知っておくことで、定額制で使用できるお得感を感じることができます。
この内容を見ると、GPT-4oと4ominiは性能が高いにも関わらず、他のモデルと比較してかなり安いことがわかります。今後も生成AIのデータ処理能力が向上することによって、より精度高いモデルがより安くリリースされる流れが続くと予想されます。
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結論、GPT-4oとGPT-4miniの2択!
GPT-4oかGPT-4ominiの違いは以下のようになっています。
結論としてはGPT-4oかGPT-4ominiのどちらかを使用するのが適切ということになります。性能や機能面を充実させたいなら前者、スピードや、API利用時の安さを重視する方は後者という判断基準になります。ChatGPTの通常版(サブスク)の方では現状以下の3つが利用可能となっています。先ほどもお伝えしましたが、GPT-4ominiにはファイル読み込み機能がない点注意が必要です.また、一番下のGPT-4は他に比べて特に使用するメリットはありません。アウトプットの違いを確かめるぐらいでしか使い道がないということを覚えておきましょう。
今後も生成AI情報をキャッチアップしていこう
ChatGPTやClaude、Geminiといった言語生成AIは現在も目まぐるしく進化しており、各モデルの日々入れ替わっています。そのため、常に最新の情報をキャッチアップし、より精度の高いモデルや、より安価なモデルを把握しておくことが大切です。
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